アメリカ 屋外の大型イベント会場 マスク着用義務化の動き

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にある中、屋外の大型イベントの会場でマスクの着用を義務化する動きが出ています。

このうちロサンゼルスでは、コンサートやスポーツの試合など1万人を超える人が集まる大型イベントで、屋外の会場であっても、マスクを着用することが今月19日から義務づけられました。

一方、小規模の屋外劇場ではマスクの着用は義務づけられていませんが、27日に公演が行われた演劇の会場では、観客は200人ほどだったものの、主催者は当局の規制強化の方針に従って、観客にマスクの着用を求め、多くの人が応じていました。

観客からは「マスクは快適ではありませんが、地域社会を守ることにつながると思います」とか「みんながマスクを着用する方が安全なので、いいと思います」などといった声が聞かれました。

ロサンゼルスの規制は、違反した場合には最高で1000ドル、日本円でおよそ11万円の罰金が科せられる場合もあるとしています。

マスクをめぐっては、西部オレゴン州も27日、屋外のイベント会場などでの着用を義務づけるなど、再び規制を強化する動きが出ています。