東京都 コロナ 5人死亡 2447人感染 入院患者は過去最多4034人

東京都内では23日、新たに2447人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の月曜日より515人減りました。

一方、入院患者は過去最多となり、初めて4000人を超えました。

また、都は、入院調整中に自宅で療養していた70代の女性が死亡したことを明らかにしました。

東京都は23日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて2447人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より515人減りました。

ただ、23日までの7日間平均は4659.3人となり、1週間前の109.0%と増えています。

2447人の年代別は、
▽10歳未満が136人
▽10代が277人
▽20代が744人
▽30代が508人
▽40代が383人
▽50代が244人
▽60代が91人
▽70代が42人
▽80代が15人
▽90代が5人
▽100歳以上が2人です。

感染経路がわかっている1038人の内訳は、
▼「家庭内」が最も多く636人、
▼「職場内」が164人、
▼「施設内」が65人、
▼「会食」が27人などとなっています。

都の担当者は「1週間前の月曜日から減ったといっても、高い水準であることに変わりない。この水準が続けば、保健所の業務や医療提供体制は一層ひっ迫するので、感染者数を減らすための徹底した対策に、引き続き協力をお願いしたい」と呼びかけています。

東京パラリンピックの関連では外国人4人の感染が確認されました。

内訳は、競技関係者3人と、業務委託の事業者1人です。

これで都内で感染が確認されたのは31万4709人になりました。

一方、23日時点で入院している人は、初めて4000人を超えて4034人となり、過去最多だった22日よりさらに66人増えました。

「現在確保している病床に占める割合」は67.6%です。

都の基準で集計した23日時点の重症の患者は、22日より1人増えて272人で、重症患者用の病床に占める割合は69.4%となっています。

重症患者の年代別は、10代が1人、20代が3人、30代が20人、40代が51人、50代が113人、60代が53人、70代が22人、80代が9人です。

このほか、ホテルなどで宿泊療養している人は、23日時点で1996人で、2日連続で最多を更新しました。

入院調整で自宅療養中 初の死亡確認

また、都は、感染が確認された50代と、70代から80代の男女合わせて5人が死亡したことを明らかにしました。

このうち70代の女性は、今月11日に感染が判明し、軽症と判断されたものの、高齢で糖尿病などの基礎疾患があることから、保健所や都が入院調整を行っていました。

しかし、入院先が見つからず、自宅で療養を続けていて、保健所が毎日行う健康観察で症状の悪化は見られませんでしたが、今月19日になって急変し、救急搬送された病院で亡くなったということです。

都によりますと、入院調整中に自宅で療養していて死亡した人が確認されたのは、初めてです。

また、50代の男性は、今月13日に感染が判明し、自宅で療養していましたが、19日になって意識がない状態で倒れているのを同居の家族に発見され、その後、亡くなったということです。

第5波に入って、今月、自宅療養中に死亡した人は、都によりますと、これで11人だということです。

これで都内で感染して死亡した人は2384人になりました。