「緊急事態宣言」拡大後初の土曜 21日の人出 多くの地点で減少

新型コロナ対策として緊急事態宣言の対象地域が13都府県に拡大されて初めての土曜日となった21日の人出は、東京や大阪など多くの地点で前の4週間の土日祝日の平均より減少しました。

NHKはIT関連企業の「Agoop」が、利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、主な地点の人の数を分析しました。

調査した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

このうち、来月12日まで緊急事態宣言が延長された東京や大阪など6都府県の21日土曜日の人出は、前の4週間の土日祝日の平均と比べて減少した地点が多くなりました。

▽東京駅付近は日中は8%減少、夜間は9%減少
▽渋谷スクランブル交差点付近は日中は10%減少、夜間は8%の減少でした。

▽大宮駅付近では日中は8%減少、夜間は18%減少
▽千葉駅付近は日中は8%増加、夜間は5%増加
▽横浜駅付近は日中は11%減少、夜間は15%減少
▽大阪梅田駅付近は日中は14%減少、夜間は13%減少
▽那覇市の県庁前駅付近で日中は18%増加、夜間は6%の増加でした。

また、20日から宣言の対象地域に追加された7府県の人出はいずれも減少しました。

▽水戸駅付近は日中は48%減少、夜間は62%減少
▽宇都宮駅付近は日中は8%減少、夜間は10%減少
▽前橋駅付近は日中は37%減少、夜間は46%減少
▽静岡駅付近は日中は20%減少、夜間は31%減少
▽京都駅付近は日中は22%減少、夜間は25%減少
▽神戸市の三ノ宮駅付近は日中は21%減少、夜間は12%減少
▽博多駅付近は日中は16%減少、夜間は26%の減少でした。