スリランカ人女性死亡 開示資料 “ほぼすべて黒塗り”遺族会見

名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人の女性が死亡した問題で、遺族らが17日に記者会見を開き、管理局がこれまでに開示した職員の勤務日誌などの行政文書、およそ1万5000枚の、ほぼすべてが黒塗りされた状態だったと明かしました。遺族らは、入管の隠蔽体質を表していると批判し、情報の開示を求めました。

名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人の女性、ウィシュマ・サンダマリさん(33)が体調不良を訴えて亡くなった問題で、出入国在留管理庁は先週、適切な治療を行う体制が不十分だったなどとする最終報告を公表したほか、施設内でのウィシュマさんの様子を映した映像の一部を遺族に限って開示しました。

ウィシュマさんの遺族や支援する弁護士らは17日に東京で記者会見を開き、ことし5月に名古屋出入国在留管理局に対して開示請求をしていた、職員の勤務日誌や、ウィシュマさんの診療記録などの行政文書が今月2日に開示されたものの、およそ1万5000枚の、ほぼすべてが黒塗りされた状態だったと明かしました。

妹のポールニマさんは「こんなふうに資料が黒くされていると、報告書も信用できないです」と訴えました。
また、遺族代理人の指宿昭一弁護士は「この黒塗りの資料は、入管の隠蔽体質を表していて、それはビデオをめぐる対応にも言えます。今後もビデオや資料の開示を求めていきます」と話していました。