東京都 新型コロナ 4377人感染確認 7日間平均は4500人超に

東京都内では、17日、火曜日としてはこれまでで最も多い4377人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、7日間平均は初めて4500人を超えました。都の基準で集計した重症の患者は276人となり、8日連続で過去最多を更新しました。また、自宅で療養していた40代の女性が亡くなり、第5波で都が把握した自宅療養中に死亡した人はこれで7人になりました。

東京都は、17日都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて4377人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の火曜日より1765人増えて、火曜日としてはこれまでで最も多くなりました。

17日までの7日間平均は4527.1人で、前の週の113.8%です。

17日の4377人の年代別は、
▽10歳未満が202人
▽10代が416人
▽20代が1326人
▽30代が917人
▽40代が736人
▽50代が503人
▽60代が156人
▽70代が70人
▽80代が38人
▽90代が13人です。

感染経路がわかっている1596人の内訳は
▽「家庭内」が最も多く1010人
▽「職場内」が251人
▽「施設内」が89人
▽「会食」が42人などとなっています。

東京パラリンピックの関連では日本人の委託業者1人の感染が報告されています。

これで都内で感染が確認されたのは、28万6471人となりました。

一方、17日時点で入院している人は、16日より81人減って3800人となりました。

「現在確保している病床に占める割合」は63.7%です。

また、都の基準で集計した17日時点の重症の患者は16日より8人増えて276人となりました。

8日連続で過去最多を更新し、増加が止まりません。

都が現在確保している重症患者用の病床の使用率は初めて70%を超えて70.4%となりました。

重症患者の年代別は、
▽10代が1人
▽20代が5人
▽30代が21人
▽40代が50人
▽50代が110人
▽60代が59人
▽70代が24人
▽80代が6人です。

また、都は、感染が確認された30代の2人、40代と60代のそれぞれ1人、80代の3人、90代の1人の男女あわせて8人が死亡したことを明らかにしました。

このうち40代の女性は、感染した夫と子どもと3人で自宅で療養していましたが、倒れているのを夫が見つけ死亡が確認されたということです。

亡くなる前日に保健所が行った健康観察では入院の必要がないと判断されたということです。

第5波で都が把握した自宅療養中に死亡した人は7人になりました。

また、30代の男性は自宅で倒れているところを同居の家族が見つけ、死亡が確認されました。

死後の検査で陽性が判明したということです。

これで都内で感染して死亡した人は2348人になりました。