デパ地下の売り場に入場整理 要請へ 基本的対処方針変更 政府

政府は、新型コロナウイルス対策の基本的対処方針を変更し、感染リスクが高いとされるデパートの地下の食品売り場のほか、大規模商業施設に対し、入場者の整理を要請することなどを盛り込みました。

今回、変更された基本的対処方針では、デルタ株への置き換わりが進み、急速に感染が拡大しているとして「混雑した場所などへの外出の半減を住民に強力に呼びかける」としています。

そのうえで、緊急事態宣言の対象地域やまん延防止等重点措置の適用地域では、感染リスクが高いとされるデパートの地下の食品売り場のほか大規模商業施設に対し、入場者の整理などを要請するとしています。

人流抑制へ 出勤者数の7割削減を目指す

このほか、人の流れを抑制するため、在宅勤務の活用や休暇の取得を促すことで、出勤者数の7割削減を目指すとしています。
一方、医療提供体制については、症状が悪化した際に確実に酸素投与や治療につなげられるよう、施設の整備や酸素濃縮機の確保を進めるとしています。
また、軽症の患者などへの治療法「抗体カクテル療法」に使われる2種類の薬について、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用された地域を中心に、医療機関にあらかじめ配布するなどとしています。