テレビ朝日社員ら10人 五輪打ち上げで宴会 1人転落し大けがも

東京オリンピック関連の番組を担当したテレビ朝日の社員など10人が、閉会式の当日から翌日の明け方にかけて、都内で飲酒をともなう宴会を開いたうえ、このうち1人がビルの非常階段から誤って転落し、大けがをしていたことが分かりました。

テレビ朝日などによりますと、東京オリンピック関連の番組を担当したテレビ朝日の社員6人と外部スタッフ4人の合わせて10人は、閉会式が行われた8月8日の夜から翌日の明け方にかけて、東京 渋谷区の飲食店で打ち上げの名目で飲酒をともなう宴会を開いていたということです。

テレビ朝日は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、時間や人数にかかわらず、宴会を禁止する社内ルールを設けていて、今回の行為はこのルールに違反するとしています。

さらに10人のうち社員1人が途中で帰ろうとした際、飲食店が入るビルの非常階段から誤って路上に転落して足の骨を折る大けがをし、救急搬送されたということです。

テレビ朝日は「不要不急の外出などの自粛を呼びかける立場にありながら、著しく自覚を欠く行動があったことは大変遺憾であり、深く反省しています。緊急事態宣言下で尽力されている皆様をはじめ、関係各位に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびいたします」とコメントしています。