札幌 女児衰弱死事件 母親の上告退ける決定 有罪確定へ 最高裁

おととし、札幌市で当時2歳だった池田詩梨ちゃんが衰弱したまま放置され死亡した事件で、最高裁判所は保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の上告を退ける決定をし、懲役9年の判決が確定することになりました。

札幌市の池田莉菜被告(23)は、娘の詩梨ちゃん(当時2)に十分な食事を与えず、医師の治療が必要な状態なのに放置して、死亡させたとして保護責任者遺棄致死の罪に問われました。

裁判で被告は「衰弱はしていなかった」として無罪を主張しましたが、1審の札幌地方裁判所は去年「詩梨ちゃんは、亡くなるまでの6週間に体重が急激に減少していて低栄養による衰弱で亡くなったと考えられる。被告は、衰弱していると知りながら交際相手と遊ぶことを優先し、食事を与えるという最も基本的な責任を果たさなかった」と指摘して、懲役9年の判決を言い渡しました。

2審も同じく有罪判決を言い渡し、被告が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の宇賀克也裁判長は、4日までに退ける決定をし、懲役9年が確定することになりました。

この事件では、被告の交際相手も1審と2審で懲役13年を言い渡され、最高裁に上告しています。