東京都 新型コロナ 4166人感染確認 過去最多 先週より989人増

東京都内では4日、一日の発表としてはこれまでで最も多い4166人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
都の担当者は「下がる気配が見えない。今週はあす以降も高い数字が出てくるのではないか」と話し、今は誰がどこで感染してもおかしくないとして、夏の旅行や会食は控えてほしいと重ねて呼びかけています。
また、都は、感染が確認された1人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、4日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女あわせて4166人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

一日の発表としては先月31日の4058人を上回り、これまでで最も多くなりました。

1週間前からは989人増えています。

4日までの7日間平均は3478.7人で、前の週の178.0%となり、感染の急激な拡大が止まりません。

都の担当者は「下がる気配が見えず、大変厳しい状況だ。今週はあす以降も高い数字が出てくるのではないか」と話し、今は誰がどこで感染してもおかしくないとして、夏の旅行や会食は控えてほしいと重ねて呼びかけています。

4166人の年代別は、
10歳未満が172人、
10代が339人、
20代が1380人、
30代が885人、
40代が658人、
50代が493人、
60代が136人、
70代が55人、
80代が37人、
90代が10人、
100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている1466人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く875人、
次いで、
▽「職場内」が239人、
▽「施設内」が61人、
▽「会食」が43人などとなっています。

東京オリンピック関連では、外国人が選手3人と競技関係者1人、日本人が委託業者4人の、合わせて8人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは、23万人を超えて23万1096人となりました。

4日時点で入院している人は、3日より48人増えて3399人で「現在確保している病床に占める割合」は57.0%です。

都の基準で集計した4日時点の重症の患者は、3日より3人増えて115人で、重症患者用の病床の29.3%を使用しています。

また、都は、感染が確認された80代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は2301人になりました。