接種券届かない路上生活者にワクチンを 市役所で相談会 横浜

新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、接種券が届かない路上生活者向けの相談会が3日から横浜市役所で始まりました。

この相談会は、住民票がなかったり、登録した住所に住んでいなかったりして接種券が届かない人を対象に、横浜市と支援団体が開いたものです。

横浜市では、住民票や本人確認ができる書類がなくても、希望する人にはワクチン接種が可能だとしています。

相談会では職員が訪れた人に、持病やアレルギーがないかなどを聞き取り、1回目の予約日や場所が書かれた紙を手渡していました。

相談に訪れた50代の男性は「こういう相談会があるのはすごく助かります。ワクチンが打てると安心感が全然違うので早く打ちたいです」と話していました。

横浜市健康福祉局の遠藤寿彦援護対策担当課長は「感染を不安に思っている方も多いので、ワクチンを接種することで安心につなげたいと思います。ぜひ相談に来てください」と話していました。

この相談会は、4日と5日も午後1時半から4時半まで、横浜市役所で開かれます。