ドイツ 9月から高齢者などにワクチン3回目の追加接種実施へ

ドイツの保健当局は、新型コロナウイルスワクチンの接種を終えた高齢者などに対し、来月から3回目となる追加の接種を行うことを決めました。

ドイツでは去年12月からワクチンの接種が始まり、これまでに人口の52%にあたるおよそ4300万人が接種を終えていますが、感染力が強い変異ウイルス「デルタ株」の感染が広がり、1日当たりの感染者数が2000人を超える日も多くなっています。

こうした中、保健当局は2日、ワクチンの効果を長続きさせるため、来月から高齢者や介護が必要な人などに対し、3回目となる追加の接種を行うことを決めました。

追加の接種には「mRNAワクチン」と呼ばれるファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンと、モデルナのワクチンが使われる予定です。

これまでにアストラゼネカのワクチンや、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンの接種を受けた人でも、追加の接種では「mRNAワクチン」が使われるということです。

保健当局は予防的な措置として、高齢者施設や介護施設に入居する重症化リスクが高い人たちへの対策を強化していくとしています。