“10日間で重症者急増 不要不急の外出自粛に協力を” 西村大臣

新型コロナウイルス対策をめぐり西村経済再生担当大臣は、記者会見で、この10日間で重症者が急激に増えており、現在の感染状況が続けば、適切な医療が受けられなくなるおそれがあるとして、不要不急の外出自粛などに改めて協力を求めました。

この中で、西村経済再生担当大臣は、新型コロナウイルスの感染状況について、この10日間で全国の重症者数がおよそ300人増加して700人を超え、医療提供体制が厳しい状況になっていると指摘しました。

そのうえで「この感染状況が続けば、適切なタイミングで適切な医療が受けられず、救える命も救えない状況になりかねない。特に夜の人の流れが感染者数と相関関係があるので、ステイホームをお願いしたい」と述べ、飲食店の営業時間の短縮や酒の提供停止、不要不急の外出の自粛などに改めて協力を求めました。

また、まん延防止等重点措置の適用をめぐり、福島県と栃木県から要請があったほか、群馬県とも協議していると説明し「病床の状況を各県と共有しながら分析を急いでいる。専門家の意見を伺いながら速やかに判断していきたい」と述べました。

このほか西村大臣は、これまで報告のなかった学習塾でクラスターが複数発生していると指摘し、十分な換気を行うよう呼びかけました。