三菱電機 鉄道用に続き 業務用エアコンも検査不備

鉄道用の空調装置などの検査で長年不正が行われていた三菱電機で、あらたに和歌山市の工場で製造した業務用のエアコンなどでも検査に不備があったことがわかりました。漏電しないかなどを調べる検査装置が正常に作動していなかったということです。

三菱電機では、長崎県の工場で製造している鉄道用の空調装置などの検査で30年以上にわたり不正が行われていました。

会社によりますと、これを受けて和歌山市の「冷熱システム製作所」で点検を行ったところ、工場の検査装置1台が断線して正常に作動していなかったことがわかりました。

この結果、7月までの7年間に製造されたオフィスビルで使われるエアコンや除湿機など578機種、4万338台で、漏電しないかや高い電圧をかけても壊れないかを調べる検査が正常に行われなかった可能性があるということです。会社は、別の試験で製品の安全性は確保しているとしています。

ただ、このうち27機種、2430台は法律でこの検査が必要とされていて、今後、納入先と連絡をとったうえで製品の点検を実施するとしています。

一連の検査不正で三菱電機は7月、経営トップが交代し、ほかに不正がなかったか調査をしていますが、信頼回復が課題となっています。