きょうからASEANの一連の外相会議 南シナ海の問題など議論

ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議が2日から始まり、中国が海洋進出を強める南シナ海の問題などについて、議論が行われます。

ASEANの一連の外相会議は今月7日までの日程でオンライン形式で開かれ、初日の2日はASEAN加盟10か国の外相による会議が開かれます。

NHKが入手した共同声明の原案では、領有権争いのある南シナ海の問題について、進出を強める中国を念頭に懸念を示す内容が盛り込まれています。

南シナ海では、中国による島々の軍事拠点化やフィリピン近海での中国漁船の停泊などが確認され、緊張が高まっていることから、ASEANとしてこうした行動を抑止するためのメッセージをどれだけ強く打ち出せるかが焦点になります。

また、ミャンマー情勢をめぐっては、ASEANが4月に合意した暴力の即時停止や特使の派遣など5つの項目の履行について話し合うとみられ、特使の任命に向けて進展するかが注目されています。

一連の会議では、ASEANのほか日本やアメリカ、中国などが参加するEAS=東アジアサミットの外相会議や、安全保障問題を話し合うARF=ASEAN地域フォーラムも開かれます。

緊張関係が続くアメリカと中国が、ASEAN各国との関係強化や地域への影響力拡大を目指して、せめぎ合うことが予想されます。