北方領土の返還を訴える集会 北海道 根室

北海道根室市で1日、北方領土の返還を訴える集会が開かれました。日ロ間の領土交渉に進展が見られない中、元島民などからは、一刻も早い解決を望む声が聞かれました。

北方領土の元島民が多く住む根室市では、毎年8月に領土の返還を求める集会が開かれていて、ことしは元島民やその家族らおよそ630人が参加しました。

集会の冒頭、根室市の石垣雅敏市長は「領土問題の一刻も早い解決のため、政府には強力で、したたかな外交で交渉を前進させるよう強く望む。そのためにも市民の思いを結集することが重要だ」とあいさつしました。

続いて歯舞群島の勇留島出身の鈴木宏治さん(79)が「領土問題の解決に、これ以上の歳月を費やすことは許されない」と呼びかけ、参加者全員で「北方領土を返せ」と訴えました。

北方領土をめぐっては日ロ間の領土交渉に進展が見られない中、7月26日、ロシアのミシュスチン首相が択捉島を訪問するなど実効支配を強めています。

千島歯舞諸島居住者連盟根室支部長の宮谷内亮一さんは「元島民は島に行きたくても行けず日々、つらい思いをしている。領土問題が放置されていることに怒りしか感じない」と話していました。