アマゾンに約970億円の制裁金 “EUの個人データ規則違反”で

アメリカのIT大手アマゾンが、個人データの取り扱いに関するEU=ヨーロッパ連合の規則に違反したとして、ルクセンブルクの規制当局から日本円でおよそ970億円の制裁金を科す決定を受けていたことが明らかになりました。

これは、アマゾンが先月30日公表した有価証券報告書の中で明らかにしました。

それによりますと、ルクセンブルクのプライバシー規制当局が先月16日、アマゾンに対し、消費者への広告の表示をめぐりEUの一般データ保護規則=GDPRに違反しているとして、制裁金を科す決定を出したということです。

ルクセンブルクにはアマゾンのヨーロッパの本部が置かれています。

制裁金は7億4600万ユーロ、日本円でおよそ970億円に上り、GDPR違反としては過去最大です。

GDPRは、企業などがEU域内で個人データを集める際に使用目的などについて個人に通知し同意を得ることを求めるもので、3年前から運用が始まっています。

これについてアマゾンは「当局の決定に全く同意していない。決定は主観的かつ検証されていない解釈に基づくものだ」などと反論しています。

個人データの扱いをめぐっては、グーグルもおととし、フランスの規制当局から制裁金を科す決定を受けています。