選手村で感染26人に 川淵三郎村長「拡大している印象はない」

東京オリンピックに出場する選手などが生活の拠点とする東京 中央区の選手村で、31日までに新型コロナウイルスに感染した人が26人に上っていることについて、選手村の川淵三郎村長は記者会見で「感染が拡大している印象はない」と述べ、選手村内では感染を押さえ込めているという考えを強調しました。

東京オリンピックに出場するため東京 中央区晴海の選手村に滞在する選手や選手団の関係者のうち、組織委員会が発表している新型コロナのPCR検査で陽性になった人は今月1日以降、26人に上っています。

これについて、選手村の川淵村長は31日の記者会見で「全体の推移としては、そんなに感染が拡大している印象はなく、ゼロというわけにはいかないので、この辺で収まっていていいのではないか」と述べ、選手村内では感染を押さえ込めているという考えを強調しました。

そのうえで、ほとんどの選手や大会関係者がマスク着用などの規則を守っていることについて触れ、「選手や関係者がルールを守り、とにかく感染しないことがいちばんやらなければいけないと強く感じてくれていて、本当にうれしい」と述べ、感染対策への協力に感謝していました。