香港警察 “中国国歌にブーイング呼びかけ” 五輪表彰式で逮捕

香港の警察は、今月26日、東京オリンピックで金メダルを獲得した香港の選手の表彰式が生中継された際に中国の国歌を侮辱したとして、40歳の男性を逮捕しました。
去年、香港で施行された国歌を侮辱する行為を禁止する条例をめぐり、逮捕者が出るのは、これが初めてです。

香港の警察は30日、中国の国歌を侮辱したとして、40歳の男性を国歌を侮辱する行為を禁止する条例に違反した疑いで逮捕したと発表しました。

警察によりますと、男性は東京オリンピック、フェンシング男子フルーレ個人で香港の選手が金メダルを獲得した今月26日、郊外にある商業施設で生中継されていた表彰式で流された中国の国歌に対し、ブーイングを呼びかけたということです。

市民からの通報を受けて、防犯カメラの映像などを調べた結果、男性を特定したということで会見で「憎悪をあおり、スポーツを政治化した」と批判しました。

国歌を侮辱することを禁止する条例に違反した疑いで逮捕者が出るのは、去年、条例が施行されて以来初めてです。

当時、現場では、会場に集まった市民からブーイングとともに「わたしたちは香港」という掛け声が上がっていました。

香港はオリンピックに中国とは別のチームで選手を派遣していますが、今回は地元選手のメダル獲得が相次いだこともあり、連日、多くの市民が各地の商業施設などに集まって声援を送っています。