モデルナワクチン 開始待ち職域接種会場へ供給遅れも 河野大臣

モデルナのワクチンについて、河野規制改革担当大臣は、申請を終えて開始を待つ職域接種の会場への供給が遅れる可能性があることを明らかにしました。

河野規制改革担当大臣は、記者会見で、モデルナのワクチンについて「製造上の一時的な問題で、全世界的に供給の遅れが生じているが、この影響を受けることになりそうだ」と述べ、申請を終えて開始を待つ職域接種の会場への供給が遅れる可能性があると明らかにしました。

このため、河野大臣は、今後の輸入状況を見極めながら接種を開始できる時期を企業などに伝えていくと説明しました。

ただ、9月末までに5000万回分の供給を受ける計画は変わらないということです。

一方、アストラゼネカのワクチンが公的な予防接種に加えられることになったのを受け、河野大臣は、ファイザーやモデルナのワクチンにアレルギーがある人が接種を希望する場合などが想定されるとして、速やかに配送していく方針を示しました。

また、アストラゼネカのワクチンをどう使っていくかも検討し、来週の早い時期に示したいという考えも明らかにしました。