五輪選手らの感染対策ルール違反の情報 “適正に対処”組織委

東京オリンピックに参加する海外選手や大会関係者による感染対策のルール違反の情報が、相次いで寄せられていることについて、大会組織委員会は、さまざまな違反事例に対して、これまでどおり適正に対処していくという方針を重ねて示しました。

東京オリンピックに参加する海外選手や大会関係者に向けては、新型コロナウイルスの感染対策をまとめた「プレーブック」で、選手の行動範囲は宿泊場所や試合会場などに限ることや、食事は密を避けてなるべく1人でとるといった指針が定められています。

しかし、試合を終えた海外選手が都内の観光地を訪れていたとされる情報や、ヨーロッパのメディア関係者が宿泊先のホテルでグループで飲酒や飲食をするなど、ルール違反の情報が複数確認されています。

こうした事案について、組織委員会は、個別の事例には回答しないとした一方で、プレーブックに違反した人には厳重注意や誓約書の提出、それに大会参加に必要なIDカードの一時効力停止の処分を、これまでに複数行っているとしています。

そのうえで、これまでどおり、さまざまな違反事例に対して、適正に対処していくという方針を重ねて示しました。