東京ディズニー運営オリエンタルランド 決算 60億円の赤字

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの先月までの3か月間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大で営業時間の短縮や入場者数の制限を続けている影響で60億円の赤字となりました。

オリエンタルランドが29日発表した先月までの3か月間の決算は、グループ全体で売り上げが498億円と、テーマパークの臨時休業が続いていた前の年の同じ時期と比べて8倍余りに増加しました。

ただ、テーマパークのある千葉県浦安市が「まん延防止等重点措置」の対象地域となり、営業時間を短縮したほか、それぞれのパークで1日の入場者数を5000人以下に制限した影響で、最終的な損益は60億円の赤字となりました。

最終的な損益が赤字となるのは第1四半期としては2年連続となります。

一方、来年3月までの業績予想については現時点で見通すことは困難だとして、引き続き「未定」としています。

会社では、ことし3月から休日のチケット価格を値上げしていて、今後は新しいイベントや関連する商品の投入を通じ、収益性の改善に努めたいとしています。