神社の境内に2000個の風鈴 新型コロナの収束願う 岐阜 高山

新型コロナウイルスの収束を願い、岐阜県高山市の神社では、古くから魔よけの意味がある風鈴が、およそ2000個飾られています。

これは、高山市の住民や観光関係者でつくる団体などが行っていて、高山市の櫻山八幡宮の境内には仮設の棚が設置され、およそ2000個の風鈴が飾られています。

観光地として知られる高山市では、去年1年間に訪れた観光客が、おととしと比べて半減するなど、新型コロナウイルスの影響を大きく受けていて、こうした閉塞感を乗り越えようと、古くから魔よけの意味がある風鈴の展示が企画されました。

風鈴には、地元の小学生が願いを書いた短冊がつけられていて「コロナが早く収束して思い切り野球ができますように」などと書かれた短冊が風に揺れていました。

訪れた人たちは写真を撮ったり、涼しげな音を聞いたりして楽しんでいました。

高山市の30代の女性は「たくさんの風鈴に驚きました。元気が出てくる気がします」と話していました。

企画した団体の代表を務める永田誠人さんは「コロナ禍で暗い気持ちになっている人も多いと思うので、風鈴を見て、音を聞いて楽しんでほしいです」と話していました。

風鈴の展示は、8月22日まで行われます。