東京都の人口 6月も「転出超過」コロナ影響で近隣県に転出続く

東京都の6月の人口の動きは転出が転入を上回る「転出超過」となり、総務省は「新型コロナウイルスの影響で働き盛りの世代を中心に近隣の県に転出する状況が続いている」としています。

総務省によりますと、6月の東京都の人口の動きは転入が2万9224人、転出が2万9807人で、転出が転入を583人上回り「転出超過」となりました。

東京都では新型コロナウイルスの感染拡大の影響で去年7月以降「転出超過」が続いていて、ことし3月と4月は入学や就職などで「転入超過」となりましたが、5月からは再び「転出超過」となっています。

感染拡大前のおととしの6月と比べると、転入した人の数はほぼ同じ水準になっているのに対し転出した人は3000人以上増えています。

総務省は「新型コロナの影響で30代や40代の働き盛りの世代を中心に、神奈川や千葉など近隣の県に転出する状況が続いている」としています。