東京都の“発熱相談” 爆発的に感染拡大した第3波を超え最多に

新型コロナウイルスの感染の疑いがある人に医療機関を紹介する東京都の「発熱相談センター」への相談が、これまでで最も多かった第3波を上回りました。相談が増えると感染確認も増える傾向があることから、都は警戒を強めています。

東京都は、かかりつけ医がいない人で発熱など新型コロナウイルスの感染の疑いがある人に対し「発熱相談センター」を通じて受診できる医療機関を紹介しています。

相談件数の7日間平均はおよそ1000件だった6月下旬から増加が続いていて、25日時点では2724件となりました。

感染が爆発的に拡大した第3波でピークだったことし1月4日の2676件を上回っていて、これまでで最も高い水準です。

1日ごとの件数を見るとと、おとといまでの4連休は、
▽22日が3589件
▽23日が3386件
▽24日が3192件
▽25日が3323件と
いずれも3000件を超えました。

これまでに3000件を超えたのはことし1月3日の3239件だけで、この4連休中に相談が急増していて、都は警戒を強めています。

都の担当者は「連休中に相談できる医療機関が少なかったことに加えて感染が拡大していることが相談の増加につながったと見ている。発熱相談が増えると感染確認も増える傾向がある。市中でまん延している状況なので、基本的な対策を徹底して外出は控えてほしい」と呼びかけています。