埼玉県 感染拡大受け6市町を県独自の「警戒区域」に追加

新型コロナウイルスの感染の急激な拡大を受けて埼玉県の大野知事は、感染状況を注意深く見守る県独自の「警戒区域」の対象に合わせて6つの市と町を追加したことを明らかにし、「何としてもこれ以上の感染を抑えたい」と述べました。

埼玉県は「まん延防止等重点措置」を県内合わせて20の市と町に適用するとともに、県が独自に定める「警戒区域」に坂戸市と吉川市を指定し、感染状況が改善しなければ重点措置に移行することにしていますが、そのほかの地域でも感染が急拡大しています。

これについて大野知事は26日夕方、報道陣の取材に応じ、直近の1週間の感染状況などを踏まえ、新たに6つの市と町を「警戒区域」に追加したことを明らかにしました。

「警戒区域」に追加されたのは、飯能市と狭山市、入間市、桶川市、幸手市、宮代町です。

大野知事は「『警戒区域』では一層の感染防止対策への協力をお願いしたい。このまま推移すれば中等症や重傷者の増加にもつながり、医療のひっ迫の大きな要因にもなりかねず、何としてもこれ以上の感染を抑えたい」と述べました。