東京都 新型コロナ 新たに1429人感染確認 月曜日では過去最多

東京都内では26日、新たに1429人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の月曜日の倍近くに増えました。
月曜日としてはこれまでで最も多く、都の担当者は、「連休明けに医療機関を受診する人も多いと思うので、27日以降も、かなりの人数となることが予想される」としています。

東京都は26日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1429人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より702人増えて、倍近くとなり、月曜日としてはこれまでで最も多くなりました。

一日の感染確認が1000人を超えるのは7日連続です。

26日までの7日間平均は1553.9人で、前の週の141.2%となり、感染の急拡大が続いています。

また陽性率は、25日時点で14.5%で、ことしに入って最も高かった第3波の1月7日と同じ値となりました。

都の担当者は、「連休明けにも関わらずこれだけの数字となるということは、市中での感染が相当広がっていることを示している。変異ウイルスへの置き換わりや、過去の宣言に比べて人出が減っていないことが影響しているのではないか。連休明けで医療機関を受診する人も多いと思うので、あす以降もかなりの人数となることが予想される」と話していました。

26日の1429人の年代別は、
▽10歳未満が46人、
▽10代が137人、
▽20代が488人、
▽30代が310人、
▽40代が234人、
▽50代が160人、
▽60代が36人、
▽70代が10人、
▽80代が6人、
▽90代が2人です。

感染経路がわかっている526人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く288人、
▽「職場内」が79人、
▽「施設内」が69人、
▽「会食」が25人などとなっています。

東京オリンピック関連では、
▽外国人の競技関係者4人、
▽外国人の委託業者1人、
▽日本人の競技関係者1人、
▽日本人の委託業者1人の合わせて7人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは、20万人を超えて20万720人となりました。

一方、26日時点で入院している人は、25日より85人増えて2717人で、「現在確保している病床に占める割合」は45.5%です。

都の基準で集計した26日時点の重症の患者は、25日より6人増えて78人で、重症患者用の病床の19.9%を使用しています。

また26日は死亡が確認された人はいませんでした。

940人がインドで確認された変異ウイルスに

東京都は26日、都内で新たに940人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

検査数は1810件で、陽性と確認された割合は初めて50%を超えて51.9%でした。

一日に発表される人数としては、これまでで最も多かった今月21日の681人より250人以上増えています。

都によりますと、25日まで4連休だったことも影響しているということです。

940人のうち感染経路がわかっているのは282人で、
▽家庭内が159人、
▽職場内が55人、
▽会食が21人などとなっています。

これでこの変異ウイルスへの感染が確認されたのは、都内で3891人になりました。