小池都知事と菅首相 “感染防ぎ社会生活 実効性高い対策を”

東京都の小池知事は菅総理大臣と会談し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎながら社会生活を取り戻せるよう、より実効性の高い対策を進めていくことを確認しました。

小池知事は25日午後、総理大臣公邸を訪れて、およそ1時間、菅総理大臣と会談し、新型コロナウイルス対策などについて意見を交わしました。

会談のあと、小池知事は都庁で記者団に対し「より実効性の高い対策の展開が必要なので、感染の拡大を防ぎながら社会生活を取り戻す方向性で、さまざま工夫しながら進めていこうと情報交換と意見交換をした」と述べました。

そのうえで、小池知事は、ワクチン接種が進み高齢者の重症化や死亡例が減っているとして「今の感染者は若い世代が圧倒的に多い。医療資源を圧迫することなく、感染した方々の健康を守りつつ進めていく」と述べ、若い世代への対策を充実させる考えを菅総理大臣に伝えたことを明らかにしました。

一方、25日の会談では東京オリンピック・パラリンピックについても話題に上ったということで、小池知事は「オリンピックの開催が非常にスムーズにいっており、パラリンピックに向けても円滑な運営になるようにしていこうと共通の認識を確認した」と述べました。

小池知事「これからも自宅で家族と熱い応援を」

競泳の女子400メートル個人メドレーで大橋悠依選手が、スケートボードの男子ストリートで堀米雄斗選手が、それぞれ金メダルを獲得したことについて、東京都の小池知事は記者団に対し「大変うれしく思う。これからも皆さんには自宅で家族と少人数で、ぜひ熱い応援を選手に送っていただきたい」と述べました。