東京都 新型コロナ 1763人感染確認 日曜日では過去最多

東京都内では25日、10歳未満から100歳以上までの男女1763人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。1週間前の日曜日(18日)より755人増え、日曜日としてはこれまでで最も多くなりました。1日の感染確認が1000人を超えるのはこれで6日連続です。

25日までの7日間平均は1453.6人で、前週の136.1%となり、感染の急拡大が続いています。

都の担当者は「通常連休のときは休診している医療機関が多いため感染者が減っていくが、きょうは跳ね上がっている。感染力が強いデルタ株への置き換わりが影響している」と分析しています。

そのうえで「4連休の最終日にこれだけの数が報告されたということは、市中にかなり多くの感染者がいる状況だ」と強い危機感を示し、今も緊急事態宣言が続いているとして不要不急の外出や都や県をまたぐ移動を自粛するなど、人と人との接触を避けてほしいと改めて呼びかけています。

1763人の年代別は、10歳未満が82人、10代が166人、20代が574人、30代が368人、40代が305人、50代が183人、60代が49人、70代が20人、80代が12人、90代が3人、100歳以上が1人です。

感染経路がわかっている664人の内訳は、「家庭内」が最も多く387人、「職場内」が93人、「施設内」が66人、「会食」が25人などとなっています。

東京オリンピック関連では、外国人の競技関係者3人、外国人の選手2人、日本人の競技関係者1人、日本人の委託業者1人の合わせて7人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは19万9291人になりました。

一方、25日時点で入院している人は前日より6人減って2632人で、「現在確保している病床に占める割合」は44.1%です。

都の基準で集計した25日時点の重症患者は前日より2人減って72人で、重症患者用の病床の18.4%を使用しています。

25日に死亡が確認された人はいませんでした。