高野連がコロナ対策徹底を呼びかけ 甲子園前に出場辞退相次ぐ

高野連=日本高校野球連盟は、部員などが新型コロナウイルスに感染し、夏の全国高校野球の地方大会への出場を辞退する学校が相次いでいることを受けて、都道府県高野連や加盟校に対して感染対策の徹底を文書で呼びかけました。

甲子園で開かれる夏の全国高校野球の開幕が来月9日に迫るなか、24日の神奈川大会では、ことしのセンバツで優勝した東海大相模高校が選手17人が新型コロナウイルスに感染したとして、予定されていた準々決勝への出場を辞退しました。

また、石川大会でもおととし夏の甲子園で準優勝した星稜高校が複数の部員の感染で、大会への出場を断念するなど各地で開かれている地方大会で感染が再拡大している新型コロナウイルスの影響が広がっています。

こうした中、高野連は24日、都道府県高野連と加盟校に対して感染対策の徹底を改めて文書で呼びかけました。

この中では「学校長が出場を辞退された判断は部員をはじめ、保護者の方々や学校関係者の皆様にとっても現実を受け止めることは大変厳しいものではあると思います。いま一度感染防止対策の再確認とさらなる徹底をお願いします」としています。

地方大会は先月末に南北海道から始まり、来月はじめには夏の甲子園に出場する49の代表校が決まる予定です。