米国務長官インド訪問へ 「クアッド」初の対面首脳会談調整か

アメリカのバイデン政権は、ブリンケン国務長官が来週、インドを訪問すると発表しました。中国に対抗するため、日本とアメリカ、オーストラリア、インドでつくる「クアッド」と呼ばれる枠組みの初めてとなる対面での首脳会合の開催に向けて調整を進めるものとみられます。

アメリカ国務省の発表によりますと、ブリンケン国務長官は来週、インドの首都ニューデリーを訪問します。

28日には、モディ首相やジャイシャンカル外相と会談し、インド太平洋地域の安全保障などをめぐって意見が交わされる見通しです。

バイデン政権は、中国に対抗するため、日本とアメリカ、オーストラリア、インドでつくる「クアッド」と呼ばれる枠組みを重視しており、この枠組みで初めてとなる対面での首脳会合の開催に向けて調整を進めるものとみられます。

また、バイデン政権の高官によりますと、会談では、アフガニスタン情勢をめぐっても話し合われるということです。

アフガニスタンでは、アメリカ軍が来月末までの撤退完了を急ぐ中、反政府武装勢力タリバンが勢力を拡大させ、治安が急速に悪化しています。

インドは、敵対する隣国パキスタンを念頭に、アフガニスタンでの影響力拡大を図ってきただけに、バイデン政権としては、この地域の安定に向けたインドの積極的な関与を促したい考えです。