核拡散防止条約の再検討会議 3度目の延期 来年1月開催で調整か

8月予定されていたNPT=核拡散防止条約の再検討会議は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続いていることから、さらに延期されることになり、来年1月の開催を目指して調整が進められることになりました。

NPTは、冷戦下の1970年に発効した核軍縮や核不拡散の国際的な枠組みで、アメリカ、ロシアなど5か国を核保有国と認めるとともに核軍縮の義務を課しています。

NPTは去年、5年に1度の再検討会議をニューヨークの国連本部で開く予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて2度にわたり延期し、その後、来月2日から27日まで開催することが決まっていました。

しかし、再検討会議の議長に内定しているアルゼンチンのスラウビネン氏が加盟国に送った書簡によりますと、世界の感染状況を踏まえ、再検討会議をさらに延期することで合意したということです。

新たな日程については、ことし10月に正式に決めるとしていますが、来年1月4日から28日に、対面形式での開催を目指して調整を進めるとしています。

これでNPT再検討会議は、当初の日程から1年半以上遅れることになり、核保有国と非保有国の対立が深まる中、核軍縮の議論の停滞が懸念されています。