開会式 ミュンヘン大会で襲撃 イスラエル選手団へ初の黙とう

23日夜、行われた東京オリンピックの開会式では、1972年のミュンヘン大会中に襲撃され死亡したイスラエル選手団への黙とうが初めて行われました。

1972年にドイツで開かれたミュンヘンオリンピックでは、選手村のイスラエル選手団の宿舎がパレスチナの武装組織に襲撃され選手やコーチなど11人が殺害されました。

23日行われた東京大会の開会式では、事件のことが場内アナウンスで紹介され、イスラエルでダンスの技術を磨いたこともある俳優の森山未來さんが演舞を披露したあと、黙とうが捧げられました。

これについて、イスラエルのベネット首相はツイッターに「この重要で歴史的な瞬間を歓迎する。亡くなった人たちには安らかに眠ってほしい」と投稿し、追悼の気持ちを示しました。

イスラエルのメディアによりますと、事件の遺族はこれまでもIOC=国際オリンピック委員会に対し、開会式での黙とうを求めていましたが、今回初めて実現したということです。

今大会の直前には、開会式のショーディレクターだった小林賢太郎氏が、過去にナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺をやゆするセリフを使用していたとして解任されましたが、開会式では90人のイスラエル選手団が予定通り入場行進しました。