中国習主席 チベット初視察 少数民族政策の正当性をアピール

中国の習近平国家主席は、就任後、初めてチベット自治区を視察し、共産党の指導によって経済が発展したと強調して、欧米諸国などから批判を受けている少数民族政策の正当性をアピールしました。

国営の中国中央テレビは、習近平国家主席が、23日までの3日間、チベット自治区を視察したと伝えました。

視察で、習主席は、チベット自治区について「経済発展を実現し、人々の生活は大きく改善した。共産党の政策が完全に正しいことを証明している」と強調し、少数民族政策の正当性をアピールしたほか、今後も愛国教育を強化するなど、共産党による統治を徹底していく方針を示したということです。

習主席が、チベット自治区を訪問するのは国家主席に就任後、初めてで、共産党のトップである総書記としての訪問は、1990年の江沢民氏以来となります。

チベット自治区をめぐっては「中国政府の抑圧的な民族政策によってチベット族の人権が侵害されている」として、欧米諸国などから批判を受けています。

習主席としては、新疆ウイグル自治区をめぐっても同様の批判が高まる中、少数民族政策の正当性をアピールすることでこうした批判をかわしたい思惑があるとみられます。