オリンピック チェコ選手団6人感染確認で経路調査へ

東京オリンピックで来日したチェコの選手と関係者あわせて6人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたことを受けて、チェコのオリンピック委員会は選手団が使ったチャーター機の状況など感染経路の調査を開始しました。

東京オリンピックで来日したチェコの選手団では、新型コロナウイルスの検査で陽性の判明が相次いでいて、これまでにわかった感染者はビーチバレーや卓球などの代表選手4人とコーチとチームドクターの合わせて6人に上っています。

これを受けてチェコのオリンピック委員会は22日「状況は深刻だ」として、感染経路の調査を開始したと発表しました。

チェコの選手団はチャーター便で来日していて、現地メディアによりますと、この便には選手や関係者42人が搭乗していたということです。

チェコのオリンピック委員会は、機内で感染が広がった可能性があると見ていて、感染対策が十分だったかどうかなどを調べることにしています。

陽性となったことで欠場が決まった選手もいて、チェコのバビシュ首相は22日「これはスキャンダルだ。どうしてこのような事態になるのか全く理解できない」と非難するなど、開会を目前に相次ぐ感染はチェコ国内で大きな問題となっています。