スーパー上半期売上 コロナ禍 “自宅で食事” 多く2年連続増加

全国の主なスーパーの6月までの半年間の売り上げは、コロナ禍で自宅で食事をする人が多く、食料品の販売が引き続き堅調だったことなどから、前の年の同じ時期より1.9%増え、2年連続で増加しました。

日本チェーンストア協会によりますと、全国の主なスーパー1万1834店の、ことし1月から6月までの半年間の売り上げは6兆4243億円余りで、前の年の同じ時期も営業していた既存店どうしの比較で1.9%増え、2年連続の増加となりました。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自宅で食事をする人が多く冷凍食品や総菜をはじめ、売り上げ全体の7割近くを占める食料品が引き続き堅調だったことに加え去年、桁桁の大幅な落ちこみとなった衣料品が、反動でプラスに転じたことなどによるものです。

また、6月、1か月間の売り上げは1兆1095億円余りで、既存店どうしの比較で前の年の同じ月より1.7%増え、4か月連続で増加しました。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「去年の緊急事態宣言の時のような買いだめの動きはなくなっているが、新型コロナの影響が長期化する中で、自宅での食事が定着してきていることのあらわれだと考えられる。今後もしばらくは、この傾向が続くのではないか」と話しています。