野党 閉会中審査要求へ オリンピック感染対策の不備ただす必要

東京オリンピックの開幕を控え、立憲民主党など野党側は、相次いで明らかになっている感染対策の不備をただす必要があるとして、来週から衆議院で閉会中審査を行うよう、与党側に求めていく方針で一致しました。

大会の開幕を23日に控え、立憲民主党、共産党、国民民主党の国会対策委員長らは21日、国会内で会談しました。

この中では、緊急事態宣言後も東京の感染者が増加していることに加えて、大会の感染対策の不備が相次いで明らかになり、政府側に対応をただす必要があるとして、来週から衆議院で閉会中審査を行うよう、与党側に求めていく方針で一致しました。

さらに先週、憲法の規定に基づいて行った臨時国会の召集要求にも応じるよう、政府・与党側に働きかけを続けることも確認しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は記者団に対し「政府・与党は、国会召集に応じないのであれば、毎週、閉会中審査を開催すべきだ。来週は丸川担当大臣らを呼び、内閣委員会の開催を要望したい」と述べました。