“感染症対策との両立図りながら大会参加機会確保を” 文科相

米子松蔭高校が学校関係者の新型コロナウイルスへの感染を理由に、全国高校野球鳥取大会への出場を辞退したものの、その後、出場が認められたことを受けて、萩生田文部科学大臣は、生徒の心情なども考慮するとともに、感染症対策との両立を図りながら、大会への参加機会の確保などを求めた通知を、改めて大会の主催者に出す考えを示しました。

米子松蔭高校は、学校関係者1人が新型コロナウイルスに感染したため、全国高校野球鳥取大会への出場を辞退しましたが、鳥取県高校野球連盟が19日、大会運営上の安全が確認できたとして、大会への復帰を認めました。

これについて、萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「鳥取県高校野球連盟の対応に感謝するとともに、選手たちに貴重な舞台が設けられたことは喜ばしい。ほかの部活動大会でも同様の事案が発生しないようにすることも重要だ」と述べました。

そして、萩生田大臣は、スポーツ大会や音楽コンクールなどについて、生徒の心情なども考慮するとともに、緊急事態宣言の対象区域やまん延防止等重点措置区域で一律に中止にするのではなく感染症対策との両立を図りながら、安心して参加する機会の確保などを求めた通知を、改めて大会の主催者に出す考えを示しました。