選手村でチェコ選手1人感染確認 南アフリカの濃厚接触者18人に

東京オリンピックの選手村に滞在する海外から入国した選手1人が新たに新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。一方で、22日に日本と対戦する予定の南アフリカのサッカー男子の代表チームで、感染した選手の濃厚接触者に認定されていた21人について、大会組織委員会は、濃厚接触者は18人になったと発表を訂正しました。

組織委員会は7月23日に開幕する東京オリンピックに向けて、東京 中央区晴海の選手村に滞在する選手1人が新型コロナの検査で陽性が判明したと発表しました。

この選手は、チェコのオリンピック委員会が19日に発表したビーチバレーのチェコ代表の男子選手で、18日のPCR検査で陽性反応を示したということです。

これで、7月13日に開村した選手村で、感染が確認された選手は3人となりました。

一方で、22日に日本と対戦する予定の南アフリカのサッカー男子の代表チームで、感染した選手の濃厚接触者に認定されていた21人について、組織委員会は、保健所の調査で濃厚接触者が18人になったと訂正しました。

組織委員会によりますと、濃厚接触者のほとんどは選手で、18日に続いて19日のPCR検査でも全員が陰性だったということです。

選手たちは、移動に専用車両を使うなど、感染対策を講じたうえで19日、練習を行いました。

組織委員会は、22日の日本との試合に南アフリカの選手たちが出場できるかについて国際競技団体などと協議を続けています。

このほか、
▽海外から来日した大会関係者1人と、
▽日本在住の委託業者6人
それと、初めて、
▽大会ボランティア1人の感染も岩手県で確認されました。

これで、組織委員会が検査で陽性と発表し、新型コロナウイルスに感染した人は海外と国内合わせて67人となりました。