ヨーロッパの株式市場 各地で大幅値下がり 感染再拡大懸念で

19日のヨーロッパの株式市場は、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることへの懸念から、幅広い銘柄に売り注文が膨らみ、各地で株価が大幅に値下がりしました。

週明け19日のヨーロッパの株式市場は、新型ウイルスの感染の再拡大を受けて経済活動の停滞につながるという懸念が強まり、取り引き開始直後から幅広い銘柄に売り注文が膨らみました。

主な市場の株価指数の終値は、先週末と比べて、
▽イタリアのミラノ市場でおよそ3.3%、
▽ドイツのフランクフルト市場でおよそ2.6%、
▽パリ市場でおよそ2.5%、
▽ロンドン市場でおよそ2.3%値下がりし、
軒並み大幅な下落になりました。

市場関係者は「インドで確認された変異ウイルス『デルタ株』の感染の広がりや、2回のワクチン接種を済ませても感染者が出ている状況に対して、投資家の間で懸念が強く、ひとまずリスクを避けようという動きが広がった」と話しています。