五輪 選手村滞在 初めて選手の新型コロナ陽性確認 海外から2人

東京オリンピックに参加するため海外から来日し、東京 中央区の選手村に滞在する選手2人が新型コロナウイルスの検査で陽性が判明したと大会組織委員会が発表しました。選手村に滞在する選手で陽性が判明したのは初めてです。

今月23日に開幕する東京オリンピックに向けて選手団や関係者の来日が本格化する中、組織委員会は18日、東京 中央区晴海の選手村に滞在する海外から来日した選手2人が新型コロナの検査で陽性が判明したと発表しました。

2人はいずれも14日間の隔離期間中で、17日、陽性が確認されたということで、今月13日に開村した選手村の中で、選手の陽性が確認されたのは初めてです。

組織委員会は、国や地域などの詳細は明らかにしていません。

五輪関係者の新型コロナ陽性者 計55人に 組織委発表

また、海外から来日し選手村には入村していない選手1人の陽性も確認されたということです。

このほか、IOC=国際オリンピック委員会の韓国の委員で、韓国の卓球協会の会長を務めるユ・スンミン委員を含め海外から来日した▼大会関係者5人と▼メディア関係者1人、それに▼組織委員会の委託業者1人も検査で陽性となりました。

18日発表された海外から来日した関係者などの陽性者は合わせて10人で、組織委員会が発表を始めた今月1日以降で最も多くなりました。

これで組織委員会が東京オリンピックに関係する選手や大会関係者のうち新型コロナの陽性者として発表した人の数は海外と国内在住の人を合わせて55人となりました。