東京五輪 所在不明のウガンダ選手「日本で仕事したい」とメモ

東京オリンピックの事前合宿で滞在していた大阪 泉佐野市のホテルからいなくなったウガンダの選手が「生活の苦しい国には戻らず、日本で仕事をしたい」などと記したメモを残し、16日に大阪府内の駅で名古屋行きの新幹線の切符を購入していたことがわかりました。

東京オリンピックの事前合宿のためにホストタウンの大阪 泉佐野市に滞在していたウガンダの選手団の一員でウエイトリフティングのジュリアス・セチトレコ選手(20)は、16日にホテルからいなくなり、所在がわからなくなっていました。

これについて泉佐野市はホテルの部屋に「生活の苦しい国には戻らず、日本で仕事をしたい」などと記したメモが残されていたことを明らかにしました。

また、泉佐野市に隣接する大阪・熊取町のJRの駅で選手に似た人物の目撃情報が16日夜寄せられ、市がJRの協力を得て調べたところ、選手が名古屋行きの新幹線の切符を購入していたことが確認されたということです。

泉佐野市によりますと選手は合宿中にオリンピックに出場できないことが決まり、今月20日に帰国する予定だったということです。

ウガンダの選手団は先月19日に来日した時の検疫などで、合わせて2人が新型コロナへの感染が確認され、メンバー全員が濃厚接触者となり泉佐野市のホテルでの療養や待機を経て今月7日から練習をしていました。