韓国プロ野球 新型コロナ感染拡大で13日から6日間全試合中止

インドで確認された変異ウイルスによる感染が拡大している韓国では、プロ野球の2つの球団で5人の選手が新型コロナウイルスに感染し、隔離の対象者も増えたことから、13日からすべての試合を中止することになりました。

これは、KBO=韓国野球委員会が12日夜、発表したものです。

それによりますと、韓国のプロ野球の2つの球団で5人の選手が感染し、濃厚接触した50人以上の選手とコーチングスタッフが隔離の対象となったということです。

このためKBOは12日、緊急の理事会を開いた結果、レギュラーシーズンを正常に進行することが難しいと判断し、13日から今月18日までのすべての試合を中止することを決めました。

今月19日から来月9日までは東京オリンピックのために当初から試合予定が組まれておらず、今回の決定でおよそ1か月間、試合が行われないことになります。

KBOは再開後に、中止となった試合を改めて実施する方針で、各球団は予定どおりレギュラーシーズンで144試合を行うと説明しています。

韓国では、インドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」が広がりを見せる中、先週には1日当たりの感染者が初めて1300人を超えるなど感染が拡大していて、政府は危機感を強めています。