東京都 新型コロナ 3人死亡 614人感染確認 前週日曜より96人増

東京都内では11日、新たに614人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、22日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
都は、市中での感染のリスクが高まっているとして、12日から始まる緊急事態宣言の期間中も不要不急の外出や会食などを控えるなど、さらなる感染対策の徹底を呼びかけています。

東京都は11日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて614人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日より96人増え、22日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

11日までの7日間平均は733.9人で、前の週と比べて126.1%となりました。

11日の614人の年代別は、
▽10歳未満が24人、
▽10代が50人、
▽20代が208人、
▽30代が119人、
▽40代が109人、
▽50代が64人、
▽60代が21人、
▽70代が12人、
▽80代が6人、
▽90代が1人です。

感染経路がわかっている219人の内訳は、
「家庭内」が最も多く113人、
次いで「職場内」が54人、
「会食」が14人、
「施設内」が12人などとなっています。

都の担当者は、「施設内での感染がだいぶ減っている一方で、陽性者全体の人数が増えているということは、市中での感染のリスクが高まっていることを示している。特に飲食のリスクは高い。あすから緊急事態宣言の期間に入るが、レジャーなどの不要不急の外出や会食などは控えるよう改めてお願いしたい」と呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは、18万1638人になりました。

11日時点で入院している人は10日より32人増えて1902人で、「現在確保している病床に占める割合」は32.3%です。

一方、都の基準で集計した11日時点の重症の患者は10日より1人減って61人で、重症患者用の病床の15.6%を使用しています。

また都は、感染が確認された80代と90代の男女合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は、2256人になりました。