五輪参加のため海外から来日 大会関係者1人の感染判明

東京オリンピックに参加するため海外から来日した大会関係者1人が新型コロナウイルスの検査で陽性が判明したと大会組織委員会が発表しました。

今月23日に開幕する東京オリンピックに向けて、選手や大会関係者などを対象に感染防止に必要なルールをまとめた「プレーブック」と呼ばれる手引き書が今月1日から適用され、選手団や関係者の来日が本格化しています。

こうした中で組織委員会は10日、海外から来日した大会関係者のうち1人が新型コロナウイルスの検査で陽性だと判明したと発表しました。

組織委員会によりますと、陽性が判明した1人は都内で14日間の隔離期間中で、9日に検査で陽性が確認されたということです。

大会関係者は選手ではなく、IOC=国際オリンピック委員会や国際競技団体、大会スポンサーなどが含まれます。

これで今月1日以降、組織委員会が発表した大会関係者やメディア関係者が新型コロナウイルスの検査での陽性判明は18人となり、海外から来日した関係者が陽性になったケースは2例目です。

組織委員会は選手団や関係者にプレーブックに定められた検査や行動計画の順守などを求め、新型コロナの感染対策の徹底を求めることにしています。