鉄道各社「無観客」で首都圏の深夜臨時列車運行取りやめへ

東京オリンピックで1都3県のすべての会場で、観客を入れずに開催されることが決まったことを受け、鉄道各社は首都圏で計画していた通常の終電よりも遅い時間帯の臨時列車の運行を取りやめることにしました。

鉄道各社は、東京オリンピックの観客が帰宅できるよう、大会組織委員会の要請により、20事業者、64の路線で通常の終電よりも遅い時間帯に臨時列車を運行することなどを計画していました。

8日夜、組織委員会など5者による会談で、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の会場は、いずれも観客を入れずに開催されることが決まり、これを受け、鉄道各社は首都圏で計画していた臨時列車の運行を取りやめることにしました。

一方、北海道や宮城県、福島県、静岡県の会場は、観客を入れての開催が予定されていることから、東北新幹線を含む、会場近くの路線の臨時列車については、組織委員会と調整したうえで、運行するかどうか決めるということです。