欧州株式市場 インド型(デルタ株)拡大懸念で一時大幅下落

8日のヨーロッパの主な株式市場は、変異ウイルス デルタ株の感染拡大への懸念が強まり、株価が一時、2%を超える大幅な値下がりとなりました。

8日のヨーロッパの株式市場は、インドで確認された変異ウイルス、デルタ株の世界的な感染拡大によって経済活動の再開に遅れが出ることへの懸念が強まりました。

このため幅広い銘柄に売り注文が膨らみ、取り引き時間中にはロンドンなど主な市場の株価指数が2%を大きく超える値下がりとなりました。

その後、買い戻しの動きが出たものの、前日と比べた終値はパリ市場でおよそ2%下落したほか、ドイツのフランクフルト市場でおよそ1.7%、ロンドン市場でおよそ1.6%、値下がりしました。

市場関係者は「デルタ株の感染拡大への懸念から、アメリカの長期金利が想定以上に下がったことが株価の下落につながった」と話しています。