ワクチン職域接種 全国で194万回余に

先月中旬に始まった新型コロナウイルスワクチンの職域接種について、厚生労働省はこれまでに全国で194万回余りの接種が行われたと明らかにしました。

職域接種は先月14日以降、1000人程度に接種できる企業や大学などを対象に行われていますが、ワクチンの供給が追いつかず、国は先月25日に新規の申請の受け付けを一時休止しています。

厚生労働省によりますと、受け付けが休止される前に全国のおよそ5200の会場から合わせておよそ3700万回分の申請が行われ、今月4日までに194万5700回余りの接種が行われたということです。

一日当たりにすると、およそ9万2700回となります。

職域接種について接種回数が公表されるのは初めてで、厚生労働省は「それなりの規模で接種が進められていて、接種を行う自治体の負担の軽減につながっているのではないか」としています。

これまでに申請を受け付けた会場のうちおよそ2800か所については、接種を受ける人数や体制が適正かなどを審査していて、来月9日の週以降に接種を開始できるよう準備を進めるということです。

一方、新規の申請の受け付けを再開できる時期はまだ示せないとしています。