”まん延防止措置”延長 飲食チェーンから戸惑いの声も 大阪

大阪府へのまん延防止等重点措置が来月22日まで延長されることについて、重点措置の解除を見込んで、週明けに新しい業態の店をオープンさせる予定だった、大阪市内の飲食チェーンからは戸惑いの声が聞かれました。

大阪府内に20店舗余りの飲食店を展開している会社では、繁華街、梅田にある主に宴会客向けにしゃぶしゃぶなどを提供してきた店を、少人数のグループを対象にしたホルモン店に転換し、週明けからオープンさせる準備を進めてきました。

新しい店では客がスマートフォンからQRコードを読み取って注文したり、テーブルごとにサーバーを置いてみずから酒を注げるようにしたりして、客と従業員の接触が少なくなるよう工夫しています。

ただ、大阪府へのまん延防止等重点措置が来月22日まで延長され、店の営業時間を午後8時、酒類の提供を午後7時までとしている時短要請が継続されれば、オープンしても当面は売り上げが見込めないとしています。

「あじびるグループ」の本岡玲二代表取締役は「午後7時で酒がストップだったら、それより前に入店してもらうことが必須なので、大変、厳しいと覚悟している。延長の期間が1か月なのか、3週間なのか分からないが、今は売り上げは考えておらず、元気にオープンする前の準備期間だと思っている」と話していました。