エアアジア タイで配車や料理配達サービスのアプリ提供へ

新型コロナウイルスの感染拡大で航空会社の経営が悪化する中、マレーシアを拠点とするエアアジアは、スマホを通じた配車や料理の配達サービスをタイで手がけることになりました。航空会社が本業以外の分野で収益の底上げを図る動きが広がりそうです。

格安航空大手のエアアジアグループは7日、スマホのアプリを通して配車や料理の配達サービスを提供するインドネシアの企業、ゴジェックからタイでの事業を買収すると発表しました。

買収は株式交換の形式で行われ、エアアジアは、ゴジェックがタイで行っているサービスを今後、自社のアプリで提供するとしています。

新型コロナウイルスの感染拡大で旅客需要が激減したことで、エアアジアの去年1年間のグループ全体の決算は日本円で1500億円規模の赤字となり、エアアジア・ジャパンが担っていた日本での事業からも撤退しました。

依然として厳しい経営環境が続く中、今回の買収によって本業以外の分野を拡大し、収益の底上げを図るねらいで、航空会社の間でこうした動きが広がりそうです。

配車や料理の配達、金融など日常生活の幅広いサービスを提供するアプリはスーパーアプリとも呼ばれ、東南アジアで利用が増えていて、サービスを手がける企業の間で競争が激しくなっています。