閉会中審査 新型コロナ対応で与野党 論戦交わされる見通し

国会は7日、衆議院厚生労働委員会で閉会中審査が行われ、新型コロナウイルスワクチンの職域接種で新規の申請受け付けが休止されたことや、東京などに適用されている、まん延防止等重点措置の扱いなどをめぐって、与野党の論戦が交わされる見通しです。

国会は7日、衆議院厚生労働委員会が開かれ、6月16日に通常国会が閉会してから初めてとなる閉会中審査が行われます。

与党側は、新型コロナウイルスワクチンをめぐり、7月末までに完了するとしている高齢者の接種は順調に進んでいるとして、国民の不安の払拭(ふっしょく)に向けて進捗(しんちょく)状況などを丁寧に説明するよう求めるとともに、自治体が求めている8月以降のワクチン供給の見通しを確認することにしています。

これに対し、野党側は、政府がワクチンの職域接種や自治体の大規模接種の新規の申請受け付けを休止したことについて、企業や自治体に混乱を招き、失態だと追及するほか、東京オリンピックの水際対策や国内での感染対策も不十分だとして、改善を求めることにしています。

また、沖縄に出されている緊急事態宣言や、東京など10の都道府県に適用されている、まん延防止等重点措置が、7月11日に期限を迎えることについては、与野党双方が、政府の認識や今後の対応をただす方針で、新型コロナ対策をめぐる与野党の論戦が交わされる見通しです。